丹波篠山市農業遺産推進協議会アドバイザーの島原作夫さんの著書、「日本農業遺産になった丹波篠山の黒大豆」が金木犀(きんもくせい)舎から発刊されました。
この本では、丹波篠山原産の黒大豆が文献に登場する江戸時代から日本農業遺産になるまでの歩みが、歴史資料にもとづいて詳細に紹介されています。藩政時代の犠牲田(ぎせいでん)や、そこから生まれた堀作(ほりづくり/ほりさく)、高畝栽培などの黒大豆栽培のはじまり、波部本次郎による選抜育種(せんばついくしゅ)、近代では、昭和20年代後半に栽培面積が10haへと減少したものの、町や農協、老舗商店の努力により生産を回復し、現在では550ha(子実)を超える全国一の産地としてブランドを築いた足跡をたどることができます。
金木犀(きんもくせい)舎、アマゾン等での購入も可能です。
ぜひご一読ください!
「日本農業遺産になった丹波篠山の黒大豆」
金木犀(きんもくせい)舎
定価: 1,980円(本体価格1,800円+税) 四六判・並製・188ページ
2023年12月13日発売
著者:島原 作夫(しまはら・さくお)
1949 年兵庫県姫路市生まれ。兵庫県の農政部門に勤務。退職後、特産物の歴史研究。
丹波篠山市農業遺産推進協議会アドバイザー
著書 ―『丹波黒大豆の300年』(2015)、『消えゆく淡路島のナルトミカン』(金木犀舎、2020)